筒井康隆『残像に口紅を』

あ、現実無理、という出来事があったので、ブログを書くことにします。ストレス発散です。

 

筒井康隆残像に口紅を』読みました。

使える五十音がひとつずつ減っていく実験小説。

実験小説ってなんだかなあ、言語的な遊びだけでしょ?って思ってました。

冒頭から小説家と批評家の議論、現実と虚構の関係、言葉が無くなった世界で何が起こるのか?という会話が面白く。

 

次に、タイトルの元となった「消えた娘、高校生でまだ化粧もしなかった娘の残像(記憶)に口紅を差してやる」くだりもぐっと来ました。

 

言葉を失うと同時に何かを喪っていく感覚は、『アルジャーノンに花束を』を思い出しました。

 

虚構って何?現実って何?ていうかそれらを作っている言語って何?という大きな宿題を残してくれた快作でした。

筒井康隆初めて読みましたが、だれか他におすすめあれば教えて欲しいです。

 

購入記録はそろそろ終わりにしようかな? どれだけ文化系にお金を使っているかの確認のつもりでしたが、他にも手元に読書記録、漫画記録もあるので、メモしないといけないものが多すぎるし。