柳沼くんと六見先輩の二人で恋バナしてほしい

柳沼くんとは『大上さん、だだ漏れです。』の柳沼慎一郎、六見先輩とは『私がモテてどうすんだ』の六見遊馬のことを指す。共に私の推しである。

思うに、キャラクターはあくまで架空の存在であるけれども、同時に、人間っぽい生身さを見出せるところにグッとくるものだと思う。

柳沼くんも六見先輩も、ファンタジーな存在である。二人とも作中の重要人物であるし、ヒロインが好きで、お付き合いできることが運命づけられた特権的なポジションに居る。また二人ともの特徴としては、天然属性があり周囲からは性欲無さそうに見られそうなのもファンタジックで良い。

ファンタジックで性欲なさそうな存在であるにも関わらず、二人ともに葛藤や欲といった人間らしさも描かれる。
共通するのは、ヒロインに惹かれるようになった後で自身の恋心を「これが恋だ」と追認識する初心さである。はじめての感情のゆらぎに対して後から名づけるというその青春のプロセスの甘さに称賛を送りたい。
個別でも言及したい。柳沼くんは作中で何度かヒロインに手を伸ばす。大上さんが悩まされている下心と同様に、「好きな人に触りたい」という衝動が彼を動かし、そして戸惑いをもたらしているという事に再びブラボーと言いたい。
六見先輩はひとたび付き合ってしまえば基本のスキンシップには躊躇ない(裏表のない率直さに王子様の風味が添えられて、それはそれで良い)が、兄との関係をはじめ、色々な葛藤を経ていることは10巻以上の物語で描かれた。

まあ要するに、格好いい王子様であり、かつ思春期の男子であるということが「架空かつ人間」らしきところであり、“良い”のである。
そんな二人の妖精ぶりと(多分に女子の妄想から生成された)男性ぶりをより引き立てるのが、例えば、「二人で恋バナ」だと思うのである。生々しい話とか「女の子って不思議だね」的な話とかしてたら超可愛いと思うのである。柳沼くんと六見先輩の二人で恋バナしてほしい。